先般の、矢野先生の講演でご紹介された関連書籍についてご紹介させていただきます。
「見える!わかる!! 病原体はココにいます。」
ご講演で、「皆さんには見えないかもしれませんが、私にはどこに病原体がいるか見えるんです(笑)」
と話されていました。
まさに院内感染対策の基本として、
「病院内の様々な区域において、その区域で問題となりうる病原体が想定できれば適切なラウンドができるのです。」
「病原体の最大の貯蔵庫は人間であり、最大の感染経路は医療従事者の手指である。」
「適切な環境対策は必要です。しかし人間対策の徹底が最も大切であることを強調したいと思います。」
挿絵では、病院内の各区域でどのような病原体に汚染されやすいのかがイメージできます。
各医療現場でどの場所がリスクなのかを各スタッフが理解することにより、手指衛生の徹底が図れるのではと思いました。
当院でのシステム再構築では、まずこの書籍から導入いたしました。
院長・日本医師会医療安全推進者 青山行彦