今回の研究テーマは、「水を使わない口腔ケアチーム」部会での討論でした。
超高齢社会を迎え、高齢者への口腔ケア支援システムも普及してきましたが、その一方では在宅の現場などでの口腔ケア介入時の誤嚥性肺炎のリスクも問題とされます。
この一因となるのが、水を使用する従来のケアシステムにあります。
今回は水を使用しない、専用のジェルを用いたケアシステムの開発や評価法、普及などをテーマに討論しました。
全国から参集した、この分野のエキスパートの先生方とともに有意義な研究会議でした。
私は、歯周病専門医の立場から、「歯科医師・歯科衛生士等の歯科専門職の行うべき口腔ケアシステムと確立と、その標準化」のテーマ課題を頂戴しました。
これは、「高齢歯周病学の確立」とも重なりますので、後輩の吉成教授とともに、9月に浜松市で開催される日本歯周病学会のテーマである「健康寿命延伸」に寄与できるようなアウトカムを目指して、討論を重ねてまいりたいと思います。
本研究会にお呼びいただいた、主任研究者の角 保徳先生をはじめ、センターのスタッフの皆様に感謝します。また、北海道~鹿児島までとご遠方から参加された先生方には、お疲れ様でした。
日本老年歯科医学会・日本歯周病学会指導医 青山行彦