サラッと納得!「経口抗凝固薬」の書籍紹介をします。
当院でも、NOACと呼ばれる、新規経口抗凝固薬を投薬されている患者さんが少なくありません。
我々歯科医師も、これらの薬の最新知識を有している必要があることは、言うまでもありません。
本書は、薬剤師さんが読まれる専門誌ですが、歯科関係者にも大変わかりやすい記載で、勉強になりました。
特に「処方のねらいと考え方」の項目では、内科医(特に循環器内科医)の先生が、
どのような意図で薬を選択し、戦略性をもって処方されているのかということが良くわかりました。
処方医師の意図を理解し、その薬の特性を理解した上で、観血処置を伴う歯科治療計画を安全に立案して行きたいと考えます。
日本老年歯科医学会指導医 青山行彦