日本歯周病学会が実施した、「歯周病患者におけるインプラントの実態調査」がまとまり、英語論文として発表されました。
本研究には、学会専門医が在籍する、全国約30施設が参加しました。
対象は、インプラントによる咬合機能を回復してから3年以上経過した267症例を調査研究しました。
その中での最長経過症例は、当院の患者さんでしたが、22年以上にわたって良好に経過しています。
その秘訣は、「適切な定期管理」と言えるでしょう。
本研究でも、インプラントの周囲組織の炎症に対しては、注意を喚起しています。
インプラント治療事態は、適切に行えば安全な医療行為ですが、長期の良好な予後に対してはメインテナンスが必須です。
日本歯周病学会 指導医 青山行彦