健康・栄養メモ No.7 ~虚血性心疾患について~ 

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健康・栄養メモ

健康・栄養メモ No.7 ~虚血性心疾患について~
今回は虚血性心疾患について説明します。
 
虚血性心疾患とは・・・
虚血性心疾患とは動脈硬化の進行により、心筋に酸素や栄養を送っている血管(冠動脈)の血流が悪くなった病態をいいます。
狭心症と心筋梗塞が代表で、冠動脈が狭くなり血流が悪くなった状態を狭心症といい、冠動脈が詰まり、心筋が壊死した状態を心筋梗塞といいます。
 
虚血性心疾患の治療
1.内科的治療・・・薬物療法、カテーテル治療
 薬物療法は狭心症の発作時は発作を抑える薬を使用し、非発作時は冠動脈を
拡張させる薬や心拍数を減少させる薬、心筋の収縮力を抑える薬などで心筋の酸素供給量を調整します。
 カテーテル治療は狭くなった冠動脈をバルーンで拡張させたり、ステントを留置して
血流を回復させたり、血栓で詰まった部位に血栓溶解薬を注入し、血流を回復させる
治療などがあります。
 
2.外科的治療・・・手術
 カテーテル治療が困難な場合や、狭窄部位が多数ある場合等は、冠動脈バイパス術が適応されます。
これらの治療を行った後も、再発させないために、生活習慣の改善は必要です。
 
虚血性心疾患の予防
虚血性心疾患は動脈硬化の進行によっておこる病気です。
予防のためには、生活習慣病のコントロールが重要となります。
冠動脈硬化の4大危険因子は高血圧、脂質異常、喫煙、高血糖です。
動脈硬化の危険因子に共通する食事の注意点は
・適正なエネルギー量を摂取し、肥満を防ぐ
・バランスの良い食事を心がける
・脂肪の摂りすぎに注意する
・塩分摂取量をひかえる
と言えるでしょう。
 
 病気がみえるVol.2循環器疾患(メディックメディア)より一部引用、改変
 
次回は運動療法について説明したいと思います。
 
管理栄養士 陣内由美子