昨日開催された上記研究会に参加しました。
当院の歯科衛生士の西尾さんと私は、2009年に上記研修プログラムを履修し、指導士認定を受けました。
今回テーマは「薬物療法(経口血糖降下薬)の基本と服薬指導」でしたので、知識の更新を目的に参加しました。特に、最近臨床で使用されている、インクレチン関連薬については、経口薬としてDPP-4阻害剤の薬理作用や作用機序、実際の使用経験を踏まえて、わかりやすい説明を、後藤先生からしていただきました。
薬剤師の伊藤先生からは、実際の調剤現場からの経験から、内服薬の剤形や後発医薬品の情報、最近報告され、話題となっているアクトスの副作用などについて話題提供いただきました。さらに、我々医療従事者が、「お薬手帳」を積極的なコミニュケーションツールとして利用する利点についても述べられました。
当院でも患者さんのお薬手帳は必ず見るようにしていましたが、こちらから担当内科医や薬剤師に歯科的な情報を提供することはしていませんでした。予定抜歯や義歯作成など摂食状態に変化をきたす診療行為については、積極的な情報提供を心掛けたいと存じます。
大変貴重な研修の機会をありがとうございました。ご講演いただいた先生方、運営スタッフの先生方に感謝申しあげます。
歯周病専門医・静岡県西部糖尿病療養指導士 青山行彦