9月13日に開催された、上記講習会に当院スタッフとともに参加して参りました。
講師は、浜松医療センター副院長・感染症科科長の矢野邦夫先生でした。
先生とは、平成12年度浜松市医療奨励賞を同時期に受賞したご縁で、当院の看護師ともに、同センターの感染管理システムを見学させていただきました。
そのシステムを参考に、現在の当院の感染管理システムが成り立っています。
その後も、CDC(米国疾病管理予防センター)のガイドラインや先生の著書や講演を参考にして、当院のシステムをリファインし、現在に至っています。
講演内容は、以下の3項目でした。
①CDCガイドラインに基づく感染管理の基本的な考え方
②HBV、インフルエンザ、結核、帯状疱疹、透析室などのアドバンスな感染管理方法
③震災時の感染対策としての、破傷風、津波肺、ノロウイルス、動物による咬傷、ビブリオ・バルニフィカス感染
いずれもジョークを交えてのわかりやすい講演で、あっという間の90分でした。
本日、参加したスタッフのレポートを読みましたが、各自が基本をしっかり理解しており、安心しました。
講演の最後に、著書として「ねころんで読めるCDCガイドライン」の紹介がありました。
私も拝読しましたが、大変読みやすく、スタッフ向けにお勧めです。
今回私は、当院で利用させていただいている 「感染対策総合マニュアル」をおすすめいたします。
矢野先生、ご講演ありがとうございました。
企画していただいた静岡県保険医協会の先生方、共催の帝人ファーマ(株)様にも感謝いたします。
院長・日本医師会認定医療安全推進者 青山行彦