名古屋国際会議場で開催された、上記学会に参加してきました。
本学会は愛知医科大学睡眠科の塩見利明教授が学会長を務められました。
また、私が非常勤歯科医師として所属している、愛知医科大学歯科口腔外科の山田史郎教授がプログラム委員長を担当されました。
特に睡眠時無呼吸に対しては、その障害が高血圧症などの循環器疾患や糖尿病などの代謝性疾患にも影響を及ぼすことが問題とされ、睡眠不足による交通事故などが労働安全衛生上問題になっています。
その対応としては、内科的にはCPAPが選択されますが、歯科的な対応としては、スリープスプリントと呼ばれる口腔内装置が適応されます。今回の学会でも、愛知医科大学歯科口腔外科の古橋先生らが、この分野からの研究報告を精力的にされていました。
当院では、近在の内科、耳鼻科からの依頼で口腔内装置を作成する機会がありますが、今回の学会の最新知見は大変参考になりました。
産業歯科医・労働衛生コンサルタント 青山行彦