浜松市防災訓練 

毎年この時期に開催される、防災訓練に参加して来ました。

「平成28年度　浜松市医療救護計画」に基づき、13時にマグニチュード８の大規模地震が発生したという想定での訓練です。


我々は、近隣の浜松市立東小学校に速やかに集合し、被災者のトリアージや、救護に当たるのがミッションとなります。
今年は、例年の体育館でなく、新しく建てられた防震基準をクリアした校舎内での訓練でした。

ただ、今年の計画がおおざっぱで、救護時の医療業務動線などが現場で予想される状況とかなり乖離していました。
浜松市の担当職員の方もかなりアバウトな、いわゆる「お役所仕事」的な対応で残念でした。
参加する医療関係者も年々その数が減少しており、災害に対する意識の低さが心配されました。

この度の迷走した台風10号では、東北、北海道に多くの被害をもたらしました。
改めて、お見舞い申し上げます。

そんな時期での防災訓練なので、もう少し危機感を持った訓練がなされるべきだと思いました。

院長・日本医師会認定リスクマネージャー　青山行彦